ノアの箱舟を創ろう Let us Create the Super Ocean-Floating-Structures such as the Noah's ark.

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Wednesday, April 14, 2010

【太陽エネルギーを利用した新しい海水淡水化技術】:The Magnesium Civilization

【出展・引用リンク】 : The Magnesium Civilization
http://www.mgciv.com/blog/new-seawater-desalination-technology-solar-energy.html

太陽エネルギーを利用した新しい海水淡水化技術

アラブ諸国では潤沢なオイルマネーを利用して、すでに多数の海水淡水化プラントが稼働しています。多く用いられるのは、火力発電所などから排出される高温蒸気で海水を蒸発させて淡水を作る多段フラッシュ法です。発電所などがない地域では、海水に圧力を加え、膜(逆浸透膜)を使って塩分などを漉過する逆浸透法が普及し始めました。
ただ多段フラッシュ法は立地に制限があり、逆浸透法では海水に圧力を加えるのにかなりの電力が必要です。

私たちは多段フラッシュ法のような熱源や逆浸透法のような電力も必要としない、新しい海水淡水化技術を開発しました。詳しい仕組みは特許に関係するため、ここでは紹介できませんが、新技術は小規模の淡水化プラントでも効率がよいので、砂漠に運河を掘って海水を導き、運河沿いの各地に淡水化プラントを配置して淡水を生産、作物を栽培するといったシステムが実現できます。
このシステムの長所は淡水を配分するパイプラインなどのインフラが必要ないこと。淡水の副産物として得られるマグネシウム化合物は太陽光励起レーザーを使ってマグネシウムに変えることができる上、濃縮海水のような副産物は生まれません。

太陽光の利用法としては太陽光発電もありますが、生み出した電気をためておくことができないという欠点があります。消費地に送り出すには送電網が必要です。また太陽電池の製造にもかなりのエネルギーが必要になります。一方、マグネシウム生産への利用を考えた場合、太陽光エネルギーはマグネシウムの形でいくらでも貯蔵できます。ある程度の量がたまれば、普通の物資と同じように運び出せばよいのです。農作物やマグネシウムは、開削した運河を使って船で運べばよいでしょう。

Posted by staff on 2009/12/15 15:00 一般, 淡水化 Subscribe to RSS feed
One Comment to “太陽エネルギーを利用した新しい海水淡水化技術”
マグネシウム循環社会とは? - The Magnesium Civilization より:
2009/12/20 10:00

[...] 現在の「エネルギー通貨」は、電気です。電力網を介して流通し、熱や動力、証明などさまざまな用途に使われます。最近まで、将来のエネルギー通貨になる可能性があるのは水素だと言われていました。しかし、私たちが考える次世代のエネルギー通貨は、本物の通貨と同じ金属。アルミニウムよりも軽く、銀白色の輝きを放つ金属、マグネシウムです。 海水中には、1800兆トンという大量のマグネシウムが含まれています。このマグネシウムを「太陽光励起レーザー」を利用して製錬すれば、自動車や発電所の燃料として利用することができます。生成された酸化マグネシウムは、太陽光励起レーザーを利用することで金属マグネシウムとして再生することが可能です。 海水からマグネシウムを取り出すには、太陽エネルギーを利用した低コストで高効率の淡水化装置を使います。これはまた、世界的な水不足への解となるでしょう。 ○関連情報 ・マグネシウムは燃料である ・マグネシウム燃料電池 ・マグネシウムは火力発電所の燃料として使える ・マグネシウム製造には大量のエネルギーが必要 ・低コストで超高温を実現する「太陽光励起レーザー」 ・レーザーでマグネシウムを製錬できるのか? ・海水からマグネシウムを取る ・太陽エネルギーを利用した新しい海水淡水化技術 [...]

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【出展リンク】 : 
http://www.mgciv.com/blog/magnesium-civilization-php-shinsho.html
12月16日『マグネシウム文明論』がPHP新書より発売されます

  
mgciv_book12月16日、PHP新書より『マグネシウム文明論』(矢部孝・山路達也、720円)が発売されます。
石油の次のエネルギー資源は何か? 太陽電池で日本のエネルギーを賄おうとすると、国土の6割を覆う必要がある。水素社会なら地下が水素貯蔵タンクだらけ。リチウムイオン電池を載せた電気自動車が普及すると、リチウム資源が不足する。さらに、今の造水法で世界的な水不足に対応するには、世界の電力を5割増やさねばならない。この状況を突破する解こそ「マグネシウム循環社会」である。『TIME』誌で2009年”Heroes of the Environment”に選ばれた、二酸化炭素25%削減も実現する新技術を公開する。
『マグネシウム文明論』目次

第1章 
石油文明に代わるのは、自然エネルギー・水素社会か?石油文明、終わりの始まり石油はなくなる? なくならない?深刻化する地球温暖化世界経済の成長を止めることはできない石油・石炭を代替するエネルギー源は存在するか?太陽光発電で日本の電力需要を満たせるか?電気は溜められない太陽光・熱や、風力・地熱はローカルなエネルギー源として利用する水素社会は実現可能か?核融合は未来のエネルギー新しいエネルギーと資源の循環を考える新しいエネルギー源になる物質は「マグネシウム」マグネシウムが燃料にならなかったのは高価だったから太陽光でレーザーをつくり、マグネシウムを製錬するマグネシウムを海水から取りだす使ったマグネシウムは、太陽光でリサイクルマグネシウムサイクルは、実用化寸前の段階

第2章 
太陽光からレーザーをつくるすべてはレーザーから始まった情報通信から医療まで、あらゆる分野で使われるレーザー自然界の光には、バラバラの光が入り交じっているレーザーは、波長や波のタイミングがピタリと揃っているレーザーが輝くまでレーザー核融合の実現を目指した日々実現が遠のく核融合レーザーでロケットを飛ばす太陽光を直接レーザーに変換するレーザーを金属製錬に使う市場価格の高いマグネシウムが狙い目太陽光は本当にレーザーに変換できるか?太陽光がレーザーに変わった予算は出たが、レーザーが出ない北海道千歳市に実験設備をつくる北海道で80ワットのレーザーが発振されたレーザー研究の資金繰りに窮するレーザー媒質を、結晶ではなく、セラミックスでつくる太陽光の集光に反射鏡は必要なかったレーザー媒質の冷却を太陽熱で行なう宇宙での発電は重量が問題レーザー発生装置は1台50万円以下出力400ワットのレーザーも実現間近にフレネルレンズの精度を上げるレーザー媒質の改良も進んでいる

第3章 
レーザーでマグネシウムをつくるはたして、レーザーでマグネシウムは製錬できるのか?かつて主流だった電解法は、ほとんど使われなくなった大量の石炭でマグネシウム製錬を行なうピジョン法化学反応を使うのは高エネルギーを得る手段がなかったから原子の結びつきをバラバラにするレーザー製錬法

一点集中のレーザーなら、炉全体は熱くならないレーザーが照射されると、一瞬で酸化マグネシウムが気化する300本のレーザーを並べてマグネシウムを製錬するどれくらいのマグネシウムを製錬できるのか?価格でピジョン法に勝つレーザーなら、どんな金属でも製錬できる重要な副産物を生みだしつづけるレーザー研究世界で使われるようになったシミュレーション手法「CIP法」

第4章 
マグネシウムを燃やすマグネシウム価格が150円/キログラムを切れば、燃料として使える加熱する次世代自動車の開発競争内燃機関によって駆動する現行自動車ガソリンエンジンと電気モーターのハイブリッド車という現実解内燃機関から電気モーターへの移行電池とインフラに問題を抱える電気自動車盛り下がる燃料電池自動車の開発マグネシウムを自動車用の燃料として使う水素燃料電池はNGだが……水素を発生させない空気電池600キロメートル走行に成功した亜鉛空気電池自動車マグネシウム空気電池の実証実験電気自動車vs.マグネシウム空気電池車鉄道もマグネシウム空気電池で走る未来の船は、レーザーとマグネシウムで海原を行く電子機器にも搭載できる火力発電所の燃料をマグネシウムにする

第5章 
海水から淡水とマグネシウムを取りだす金属マグネシウムの材料はどこから手に入れる?2025年、世界は深刻な水資源の危機に見舞われる世界で激化する水ビジネスに参入する現在の淡水化の手法では、莫大なエネルギーを消費する逆浸透膜法では淡水の需要をまかなえない!魚の養殖装置から生まれた淡水化装置淡水化装置で世界の水ビジネスに挑む世界の水ビジネスに出遅れる日本

第6章 
マグネシウム循環社会がやってくる!マグネシウム循環社会実現へのロードマップ淡水化装置の販売で利益を出す太陽光励起レーザー発生装置の建設を進める燃料利用が現実にマグネシウム循環社会では、何が変わるのか?レーザー製錬で金属工業のあり方が変わる燃料としてマグネシウムが使われるようになったら発展途上国の生活にはドラスティックな影響を与える太陽熱の高度利用が進めば、リサイクルも加速する石油をマグネシウムに置き換えると二酸化炭素はどのくらい削減できるか?電気を使わない淡水化装置なら、二酸化炭素削減は簡単に達成できる!日本人はもっと科学を楽しもう



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