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Monday, July 20, 2009

国際非政府組織(NGO)の設立を提唱するガリ元国連事務総長:天木直人ブログより

【国際非政府組織(NGO)の設立を提唱するガリ元国連事務総長】:天木直人ブログより

 【出展リンク】:http://www.amakiblog.com/archives/2009/07/20/#001434

【出展引用】以下の通り。

 独立外交官 カーン・ロスに会うために、私は今日(20日)、ニューヨークへ飛び立つ。
  なぜ私がカーン・ロスに会いたいと思ったか。それは彼の著書「独立外交官」(英治出版)で述べられている考え方に、強い共鳴を覚えたからだ。

 国益に縛られた外交だけでは、もはや正義は実現されない、外交は国家という組織に縛られた外務官僚だけに任せる時代は終わった、という考えが私の心を揺さぶった。

 しかし、現実の世界では外交は国家に独占されている。外交交渉は国家間の交渉に独占されている。

 その現実を前にして、彼の立ち上げた外交コンサルタント組織、「独立外交官」なるものが、果たしてうまくいっているのだろうか。

 そう考える私の目に留まったのが7月19日の毎日新聞に掲載されていたブトロス・ガリ元国連事務総長の次の言葉である。

 核軍縮の一層の推進には、クラスター爆弾や対人地雷の禁止条約を実現させた非政府組織(NGO)の国際的連携、すなわち国際的NGO組織の設立が望ましい、と。

 国家間では相互の力関係などで核軍縮を求める事が困難な場合がある。核保有国に圧力をかけるためには「国際世論の高まりが必要だ、そのためには各国NGOをまとめる国際組織の設立が必要だと。

 これこそが、「独立外交官」が目指すべきものではないのか。

 ガリ氏はさらに言う。核保有国や核疑惑国への各国の対応に差別がある。差別がなくならない限り、核軍縮の前進は難しい、と。

 これもまた、「独立外交官」の目指す外交の基本である。

 ニューヨークへ旅立つ私にとって、このガリ氏の提言はこの上ない餞別となった。

 このメッセージを携えて、私はカーン・ロス氏と話し合ってくる。

 私とロス氏の対談は読売テレビが独占収録し、特集番組として後日放映される事になっている。


 ブログ読者の皆様へのお知らせ

 ニューヨーク滞在中のため7月24日まで私のブログは休止します。

 その間にも「天木直人のメールマガジン」では次のテーマで毎日予約配信をします。

 「裁判で明かされる拉致問題の真実」

 「歴史的転換期の対米外交を外務官僚に任せたままでいいのか」

 「先を越された!ベルギーが非核三原則を法制化するというニュースの衝撃」

 「三宅一生は最強の平和外交官だ」

 「鎌田慧もまたミスター9条だ」

 「平和に思いを寄せる若き映画監督に乾杯!」

 「民主党になびく社民党の政治家の中から、平和新党をつくる真の勇者は出てこないものか」


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ーーー【引用終わり】


【私の提案】:

 日本の次期政治政権の主柱になる民主党の政策の柱に、政治政策・外交統合戦略研究会の設置を望む。

 日本の次期政治政権の主柱になる民主党の政策の柱に、政治政策・外交統合戦略研究会を設置して、幅の広い民間外交の海外実情の情報ルートを集積・分析し、日本の外交戦略を確立し、日本の政治・外交路線を確固としたものになるようなものにしなければ、日本は、世界の諸国から、突き放されてしまうであろう。
 
 政府間の正式ルートによる政治・官僚外交にたよる今までの、日本の外交戦略だけでは、時代おくれで、その有効性は不十分で、不十全になっている状況に置かれているのである。
 
 世界の最前線で、奮闘する日本人を最大限に、その有効性を認識し、その処遇についても見直す必要がある。このようなことが、必要とされる時代に来ているのである。

 国内の問題に、すぐに影響する情報も多くあるのである。 その的確な情報に基づいて、国内の政治・外交対策を組み立てる必要な時代になっているのである。 そのような活動によって、世界の舞台で、日本人が、誇りをもって、広く多くの日本の広報が促進されていくことが、現在の硬直した外交に必要なのである。

 現政権の対米外交は、非常に大事であるが、米国国内においても、多種の外交路線が存在していることであり。日本政府の対米追従の米国政権一偏等の政治・外交路線とは、決別するためにも、情報の集積は、非常に大事である。

 世界の潮流の激動の軸は、アメリカ中心軸から、他の中国、インド、ロシア、EU諸国、アラブ諸国、カナダ、韓国、台湾、アフリカ諸国等へ、分散し、移りつつあるのである。

 日本の海外からの情報源も、外国の欧米の言論機関の経由で、色々と脚色されて、情報操作がなされていることの現実の中で、日本の主権者である国民のために、情報の多面的な集積と研究が必要であることは、時代の必然性がある。
 
 日本人が好むと好まざるに関係なしに、世界の激動的な時代の流れを、的確に把握するために、海外で、活躍する日本人の人的資源を有効に活用できるように、制度の検討と確立が必要である。

 現在の混迷に対して、それを変えるために、世界の安寧を創生するための政治的・哲学的理念に基づく外交が、この日本に何よりも増して重要になってい来ているのである。

 世界の困窮にある国家・民族と仲良く、手をとって、私たちの眼前にある課題の解決に、最大限の努力を、政治外交を通じて、構築していかなければならないのである。

 日本人の優れた特質をもって、自信と勇気をもって、世界を舞台として、活動の輪を広げいこう。

 世界の中で、新しい希望のある世界の構築を目指して、私たちは、子々孫々に、世界の人々に、誇れる日本にする努力を積み上げていかねばならないのである。
  
 次期政権に、検討を願い、政権の安定を願い、一国民として、提案を致します。


【Asyura私の投稿リンク】:

        http://www.asyura2.com/09/senkyo67/msg/367.html 


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